浴衣と祭用品、舞傘と舞踊衣裳の通販ショップ - 亀屋染物店

Q&A

着物を着る場合の約束事・こんなことできるの? などなど、お気軽にご質問ください。 → Question

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31.見積りだけお願いしたいのですが?

30.着物に抜き紋が入っていますが、これが出ないようにお仕立することは可能ですか?

29.「切り繰り越し仕立」とはなんですか?

28.着物の裏地(胴裏・八掛)だけ替えることは可能ですか?

27.小紋を色無地に染替えられますか?

26.胸にボリュームがあるため衿もと(前合わせ)をゆったりさせたいのですが?

25.着物の身幅を直して欲しいのですが?

24.裄(肩幅・袖幅)が合わないので直したいのですが?

23.手持ちの羽織の丈を少しでも長く仕立て直したいのですが?

22.仮縫い状態の訪問着を仕立てるにはいくらかかりますか?

21.仕立・メンテナンスを頼みたいのですが、どうすれば良いですか?

20.母から譲り受けた着物、どうしても着たいのですがサイズが小さくて、、、?

19.(アンティーク)着物を洗張りして縫い直すといくらですか?

18.シミ抜きの見積りをして欲しいのですが?

17.巻見本って何ですか?

16.仕立てる時は、湯のしが必要ですか?

15.時代劇などで女性が寝る時に着ているのは何ですか?

14.お仕立は、生地持ち込みでも可能ですか?

13.仕立てた後に紋を入れられますか?

12.洋服を染めてもらいたいのですが?

11.丸洗いはいくらですか?

10.訪問着と附下げは何処が違うのですか?

9.振袖はいつまで着られますか?

8.友達の結婚式で着物を着たいのですか何を着て行けば良いでしょう?

7.着付け・お茶・お花を習いたいのですが?

6.お誂え半纏を作りたいのですが?

5.シミをつけてしまったのですが?

4.昔作った着物が派手になってしまったのですが?

3.タンスにしまっておいたら黄色くなってしまいました?

2.洗張と丸洗の違いは何ですか?

1.着物を普通のクリーニングやさんで洗ってもらっても大丈夫ですか?

31.見積りだけお願いしたいのですが?

商品名(商品番号)・サイズ・数量・デザイン・納期等をメールフォームからご指示ください。48時間以内にお見積書(excel)を作成し、メールでご案内いたします。

30.着物に抜き紋が入っていますが、これが出ないようにお仕立することは可能ですか。

可能です。その場合には紋は衿の中に縫い込むことになります。つまり後前にして仕立てますので、訪問着など絵羽模様のあるお着物については不可能です。

29.「切り繰り越し仕立」とはなんですか?

通常着物の背中側の肩山から50cmぐらいのところは「揚げ」といって生地をたくし上げてあるところがあります。(たくし上げて内側に縫いこんであります)これは、本来必要無いものなのですが、将来着物の裾が擦り切れて縫い直す場合、あらかじめこの「揚げ」があればその分生地の長さに余裕ができて、もともとの身丈に仕立てられるわけです。もしこの揚げがないと擦り切れた分だけ身丈を短くしなければなりません。「切り繰り越し仕立」とはこの揚げをせずに仕立てる事をいいます。(別布を足す仕立とは違うものです。)
では、どんな場合にこの仕立て方をするかというと、、洗張をして縫い直す時に、身丈があと5p足りないなどという時に有効です。それ以上足りない場合には「身丈出し仕立」をお薦めいたします。

28.着物の裏地(胴裏・八掛)だけ替えることは可能ですか?

当店の場合、型崩れなどの懸念から裏地みの交換は致しかねます。お取り替えする場合には洗張&仕立て直しの作業となります。

27.小紋を色無地に染替えられますか?

小紋→無地は技術的に不可能です、色がムラになることが多いからです。小紋→小紋なら可能です。

26.胸にボリュームがあるため衿もと(前合わせ)をゆったりさせたいのですが?

1、繰り越しを多めにする。(1寸)
2、衿肩明(えりかたあき)を広めにする。(2寸8分切り)
3、衿の“持ち出し”を多めにする。
4、抱き巾を広めにする。(≒前巾)
などの対応が考えられます、通常は4のみの対応となりますが、ご希望によりいずれの対応も可能です。

25.着物の身幅を直して欲しいのですが?

「身幅直し」の場合、当店では「洗張&仕立て直し」の作業となります。「身幅直し」のみのご依頼は、型崩れなどの懸念から当店では、申し訳ありませんがお受けすることができません。

24.裄(肩幅・袖幅)が合わないので直したいのですが?

可能です。価格は以下のとおりです。
・袖丈直し 4,000円
・袖幅または肩幅のみの直し 4,000円
・袖幅&肩幅の直し 6,000円
・袖幅&肩幅&袖丈の直し 8,000円

23.手持ちの羽織の丈を少しでも長く仕立て直したいのですが?

洗張&お仕立をすれば、裾の折り返しの分だけ長くすることができます、最初の仕立て方にもよりますが、通常は10〜20pぐらい伸ばせます。

22.仮縫い状態の訪問着を仕立てるにはいくらかかりますか?

原反から仕立てる場合には仕立代23,000円のみですが、仮縫い状態からですと湯のしが必要ですので28,500円 ≪23,000円(仕立代)+2,500円(解き端縫い代)+3,000円(湯のし代)≫となります。また当店でお買い上げの訪問着については、解き端縫い代と湯のし代がサービスとなります。

21.仕立・メンテナンスを頼みたいのですが、どうすれば良いですか?

(1)依頼品の発送(お客様→亀屋)
依頼品を宅配便などで弊社までお送りください。

(2)依頼内容の指示(お客様→亀屋)
依頼内容をオーダーフォームからご指示ください。(依頼内容をメモして依頼品と一緒に送っていただいてもOKです。)

(3)「お見積メール」の送付(亀屋→お客様)
依頼品到着後48時間以内に「お見積メール」をお送りいたします。

(4)お支払い(お客様→亀屋)
代金を弊社口座にお振込みください。ご入金確認後速やかに作業に取り掛かります。

(5)出荷・お届け(亀屋→お客様)
仕上りしだい商品を発送させていただきます。

20.母から譲り受けた着物、どうしても着たいのですがサイズが小さくて、、、?

着物をサイズアップする場合、いちばんのポイントは、裄です。生地巾の関係で、裄が足りなくなる場合が多いからです。これは“肩幅を広め”にすれば、ある程度まで解決できます。
次は、身丈です。袖丈が長ければ、(或は袖丈の縫い込みが多ければ)その一部をおはしょりにハグことが出来ます。
また、袖丈に余裕がなく、それが出来ない場合でも、
1、別布をおはしょりにたす。参考イメージ図
2、つい丈で仕立てる。(おはしょりを作らない。)
3、コートや羽織・長襦袢に作り変える。
などの奥の手があります。

19.(アンティーク)着物を洗張りして縫い直すといくらですか?

イ)小紋・無地の場合  26,500円 ≪8,500円(解き端縫い&洗張代)+18,000円(仕立代)≫
ロ)附下・訪問着の場合 31,500円 ≪8,500円(洗張代)+23,000円(仕立代)≫
※古いお着物に関しては、・生地が劣化している場合・縫いシロが足りない場合・裏地が痛んでいてお取替えが必要な場合等がありますが、お送りいただければ、当店にて診断・対処・アドバイス・お見積り・返品いたします。また、アンティーク着物のシミは、古くて洗張だけでは落とせないものが大半です。シミ抜きできるものについては別料金にて承ります。

18.シミ抜きの見積りをして欲しいのですが?

シミ抜き代については、
1、シミの数・大きさに関係なく、最低料金が3,000円です。
2、3,000円〜10,000円で仕上がる場合には、料金は事後承諾して頂くことになります。当店のシミ抜きの80%がこの価格帯です。
3、10,000円超かかるものについて、はじめて見積額をお知らせして、お客様に許可を得てから作業致します。ただし、見積は、実際に着物の状態を当店で確認してからとなります。メールや電話での見積依頼は(不可能なため)お受けすることができません。
4、納期は20〜45日程かかります。

17.巻見本って何ですか?

巻見本は、着物が全盛の頃、(昭和初期〜中期)生地代は小売店持ち・染代は染め元持ちで量産された、着物の(反物状の)カタログ見本ですが、着物をあまり着なくなった現在では製造できる業者も殆んどなく、今では数少ない物となってしまいました。当店(亀屋)に限っては、大切に保管していたためにその頃の巻見本が、殆んど無傷で残っている訳です。

16.仕立てる時は、湯のしが必要ですか?

「湯のし」というのは、着物に蒸気を当てる事を言います。何のためにそうするかというと「皺を伸ばすため」「生地巾を出すため」と主に2つの目的があります。つまり皺もなく、生地巾も十分ある反物を仕立てる場合は、原則として湯のしをする必要はありません。ではどんな場合に湯のしが必要かというと、「仮り縫いなどをして生地に折り目・皺がついている場合」「しぼりや縮緬などが縮んで巾が足りなくなった場合(あまり伸ばし過ぎると今度は仕立てた後に縮んでしまい型崩れの原因になります)」などです。ですから反物でお買い求めになった着物は、原則として湯のしをする必要がありません、通常はそのまま仕立ててかまいません。
 例外として、しぼりや縮緬などはお仕立後何年かすると伸縮する場合があります。仕立てる前にあらかじめ伸びる生地は伸ばしておいたり、逆に縮む生地はあらかじめ縮めておくと型崩れが防げるわけです。このような場合には、ごく稀に当店でも湯のしをお勧めする場合があるのです。尚、硬い生地を糊抜きをして柔らかくする作業を「湯通し(ゆどおし)」と言いますが、これは文字通り着物をお湯に通すわけで、湯のしとは別個のものです。

15.時代劇などで女性が寝る時に着ているのは何ですか?

まず時代劇に「長襦袢?」を着て登場する女性にはいくつかのキャラクターがあると思います。1つは「大名の奥方」、もう一つは俗に言う「遊女(ゆうじょ・あそびめ)」、今ひとつは「商人・農民」と言ったところでしょうか。まず「大名の奥方」の場合は、よく白い絹の長襦袢を着て、赤や紫・白の腰紐(伊達締めをしている場合もありますが)をしています、あの素材は「羽二重(はぶたえ)」と言って、胴裏に使う生地です、また腰紐(伊達締め)の色はその大名の位・身分によって分かれていて、ちなみに最上位は白だそうです。これは長襦袢と同じ物です。
 次に「遊女」ですが、こちらは赤やピンクの物を着ています、だいたい腰紐(伊達締め)は白が多いようです。この素材は「紅絹(もみ)」と言ってやはり胴裏などによく使われる生地を赤く染めたものを使用しています。こちらのほうも長襦袢&仕事着&寝間着として兼用していたと考えられます。
 最後に「商人・農民」の場合ですが、素材は主に綿で柄は「亀甲」や「蚊絣」・「絵絣」が多いようです。昭和の初期までは、一般の人は夜は「浴衣」を着ていました、湯上りに着るから「浴衣」と言われますが、それを「寝間着」として使っていたようです。旅館に泊まったとき風呂上りに浴衣を着て、宴会をして、スナックに行って、ラーメンを食べて、マッサージをうけて、またそのままの格好で寝ますよね、それと同じような感覚だったのでしょう。

14.お仕立は、生地持ち込みでも可能ですか?

持ち込でも追加料金は頂いておりません、仕立代は価格表の通りです。

13.仕立てた後に紋を入れられますか?

お仕立後でも紋入れは可能です。しかしその場合は、「背縫い」あるいは「袖付け」の部分を20pぐらい解いてから紋入れの作業をすることになります。紋入れ後再び解いた所を縫い合わせますから、多少手間が余計にかかります。また、紋には「染め抜き紋」・「縫い紋」・「切り付け紋」と3種類あります。ほとんどの場合、「染め抜き紋」を入れますが、その場合入れる部分をまず色抜きをして白くする必要があります。
 一方「藍染め」などの草木染めの着物ですと色抜きが出来ない場合があります。そのような場合に、縫い紋(刺繍の紋)・切り付け紋(紋を貼り付ける)を入れる場合があります。また、おしゃれ着にはあえて縫い紋を入れたり、結婚して喪服や江戸褄の紋を嫁ぎ先の紋に変える場合(つまり一度染め抜き紋を入れて、後から紋を変える場合)は切り付け紋を入れるといった対応の仕方が一般的です。尚、いずれの場合でも、お仕立後の紋入れは可能です。

12.洋服を染めてもらいたいのですが?

一般的に着物(絹)の場合は、染め直し・色かけはよくやりますが、洋服の場合は、一度出来上がった物を染め直し・色かけはすることは稀です。理由としては、新しく買った場合より高値になってしまう・色を抜くことができない・染めること自体技術的に不可能・指定した色に染まらない・型崩れするといったことが上げられます。
以上の理由から当店では洋服染は、お取り扱いしておりません。

11.丸洗いはいくらですか?

通常ですと色無地が5,000円となります。

10.訪問着と附下げは何処が違うのですか?

訪問着は女性(未婚・既婚にかかわらず)の第一礼装です。ですから、結婚式・表彰式・パーティー・年賀・見合い・結納・茶会・目上の方を訪問するときなど、ほとんどの場合に着て行くことができます。一方、つけ下げは、「訪問着の代わりに着ることができる準礼装用の着物」です。着て行ける場所は訪問着とまったく変わりません。けれども、訪問着と比べて模様が少ない(小さい)ので華やかさに欠け、少々地味に見えることがあります。そのためかえって、着物通のかたに喜ばれているようです。また、控えめな模様は茶席の着物に向き、茶人の着物として重宝されています。そもそもつけ下げができたきっかけは、第二次世界大戦中のこと。戦時下で華麗な訪問着の着用が禁止されたため、その代わりにと作り出さたのです。
 また、訪問着は、いわゆる絵羽模様(えばもよう)といわれるように着物全体が一枚の絵画のようになっています。一方附下の特徴は、柄が裾から肩山にかけて上を向いている点です。また小さな連続模様の物が多く見受けられます。

9.振袖はいつまで着られますか?

日本舞踊をされる方などを特別な場合を除いて、一般的には30歳ぐらいまででしょう。昔は結婚したら袖を短くしなければいけないとされていましたが現在では、既婚女性でも着ています。これを常振袖(つねふりそで)といいます。

8.友達の結婚式で着物を着たいのですか何を着て行けば良いでしょう?

厳格に言えば、未婚女性は色江戸褄、既婚女性は黒の江戸褄ということになります。しかし最近ではあまり形式にこだわらない方も多いようです。色紋付・附下・訪問着などなら問題ないでしょう。また新郎新婦との姻戚関係によっても多少違ってくる場合もあります。

7.着付け・お茶・お花を習いたいのですが?

まずは、お住まいの地域の広報誌を見てください。市民課に問い合わせてもいいでしょう。ほとんどの市町村で華道教室・着付教室・茶道教室などがあります。まずはそのあたりからはじめましょう。

6.お誂え半纏を作りたいのですが?

お誂え半纏のご注文につきましては、お誂え/名入れコーナーでご確認ください。

5.シミをつけてしまったのですが?

1、まずベンジンを含ませたタオルでそっとたたいてみましょう。
2、次に水や中性洗剤で試してみましょう。
3、それでもだめだったら換気のよいところでシンナー・オキシドール・蓚酸(しゅうさん)・酢酸(さくさん)蛋白分解酵素(むかしは鶯の糞をつかいました)で試してみましょう。薬品は薬局屋さんに売っています。終わった後は、水で丁寧に薬品を落としてください。
※尚、これらはあくまでも自己責任で行ってください。

4.昔作った着物が派手になってしまったのですが?

たいていは柄や地色を渋くすればまた着られます。また、羽織やコート・帯に仕立てなおすと言う手も考えられます。

3.タンスにしまっておいたら黄色くなってしまいました?

繊維の酸化が考えられます。鉄がさびると黄色くなるのと同じ原理です。オキシドールで還元反応を起こしてやると取れる場合があります。

2.洗張と丸洗の違いは何ですか?

洗張は、着物を解いてから水洗いをします。丸洗は、その名の通り、解かずに丸のままドライクリーニング・シミ抜きをします。洗張の方がきれいになりますが、仕立て代が余計にかかります。最近では、丸洗のほうが多くなってきました。尚、生洗(いけあらい)・京洗(みやこあらい)は、特に洋服と区別する場合に使われるようですが、丸洗と同じ意味です。

1.着物を普通のクリーニングやさんで洗ってもらっても大丈夫ですか?

着物は、非常にデリケートな衣類ですので、やはり着物専門店にお願いするほうがいいでしょう


このページの参考資料
世界文化社 『きものに強くなる』
講談社 『着つけと帯結び』
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