商品名:脚絆(紺)

素材:
  表:綿100%(天竺木綿) 
  裏:綿100%(晒) 

サイズ:フリーサイズ
  高さ約30センチ×幅約45センチ

重さ:120グラム

色柄:
  表:紺色
  裏:浅葱

価格:\2,100\2,000-(1対)

商品番号:NM-5145

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※同色の手甲(NM-5143)もございます。

紺の脚絆です。表は濃紺の天竺木綿生地、裏は浅黄色の晒「さらし」です。ふくらはぎに合わせてヒダをとって縫製し、上下に結び紐を付けた京坂脚絆「きょうざかきゃはん」・大津脚絆「おおつきゃはん」などと呼ばれるタイプです。
上部に“紐通し”を空け、中央部(ふくらはぎ部分)にプリーツを取り立体的に縫製することで、着脱を容易にし、フィット感を高めました。

上部に“紐通し”を空け、脛に沿うよう逆台形型に裁断し、ヒダを取り立体的に縫製することで、着脱を容易にし、フィット感を高めました。
実用品として農業に従事する方や、舞台やお祭、時代劇などにご利用いただいております。

実用品として農業に従事する方や、舞台やお祭、時代劇などにご利用ください。

裏は浅黄色の晒「さらし」です。ちなみに、脚絆には他に、上部にのみ紐を付け背部にコハゼをつけた江戸脚絆、布を円筒形に縫い脚を通して上部に紐を付けた筒型脚絆があります。 

【脚絆とは】
きゃはんとは、人体の脛「すね」部分に巻く布などのことです。古くは、脛巾「はばき」といい、朝服の一部でしたが、平安時代に旅行用具となり、戸外を歩く職業の人々に用いられるようになりました。

室町時代には、脛巾は脚絆と併用・代用されるようになり、遠出に脛が見えるのは失礼だという認識もあり、武士の嗜みとして使用されるようになりました。その後江戸時代になると、女性も物見遊山や伊勢参宮などの旅に着用するようになります。

もともと脚絆には、脛部分を保護すると共に、脛やふくらはぎ周辺の血管に圧力を加えて下肢に血液が滞留することを防ぎ、疲れを軽減する働きがあり、長距離を歩く際の旅や農作業の必需品とされ、飛脚や鉱夫のように脚を駆使する仕事にも使われました。 

脚絆にはまた、道が舗装されていなかった時代、やぶ蚊や蛇に噛まれたり、下草や枝葉などで摺り傷を負ったり、泥や埃・雪などがズボン(股引)や履物に入ることを防ぐ効果もあります。 

現在でも、農業に従事する人や修行僧などが利用する他、踊りや祭の衣装、時代劇等に使われています。登山などに使うスパッツや軍隊などで使うゲートルなども、この脚絆が形を変えたものと見ることもできる。 

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